全然使わなかった人も!哺乳瓶、搾乳器、鼻吸い器

「産まれたら必ず使うだろう」と思って買いやすいものの中には「哺乳瓶」や「搾乳器」、「鼻吸い器」などがあります。

しかし、これらも「あまり使わなかった」という方もいらっしゃいます。哺乳瓶は、粉ミルクなどをあげる際に必要なものです。お仕事などで家を留守にしがちのお母さんには、必要なものかもしれません。

また、搾乳器の方は、「母乳が出過ぎて困る、おっぱいが張って痛いのに、赤ちゃんがなかなか飲んでくれない」というような場合に、搾乳器で母乳を出すとお母さんが楽になります。

搾乳した母乳は冷蔵では24時間、冷凍では1週間ほどは保存が可能となるため、与える際には自然解凍をして37℃くらいの人肌に温めて、赤ちゃんの欲しがるタイミングであげることができます。

搾乳器には、手動で搾乳するものと電動で搾乳できるものがありますが、搾乳をした後の母乳を与えるのには、哺乳瓶が役に立ちます。

ちなみに、手動のものよりは電動のものの方が衛生的に搾乳ができ、腕の疲れなども少ないようです。

搾乳器で搾乳した母乳を与えることのその他のメリットは、「どれだけ飲んだか?」がわかりやすいということや、お母さんの乳首の形状が、赤ちゃんがくわえにくい場合に「哺乳瓶だと飲みやすい」などのメリットがあります。

しかし、いずれもそれぞれのお母さんの体質によるところが大きく、「産まれる前から準備しておいた方が良いか?」というとそうとも言えません。

以前の記事でもちょっと触れましたが、母乳のたくさん出るかたは、粉ミルクはほとんど必要ありません。つまりこの場合は、「哺乳瓶はそんなに使わない」ということになります。

また、母乳がそこまで出なければ搾乳器を使う必要はほとんどありません。この場合は逆に粉ミルクと哺乳瓶が必要となるかもしれません。

「自分の母乳がよく出るか?出ないか?はまだわからない」ので、どちらも赤ちゃんが産まれてから、必要な場合はそろえるようにすると良いでしょう。

「どうしても心配だ」、という方は哺乳瓶も1本くらい、粉ミルクも1缶くらい、と「少しだけ」準備をしておきましょう。

その他、赤ちゃん用の「鼻吸い器」というものがあります。鼻吸い器は「鼻水吸い器」とも表示がある場合がありますが、赤ちゃんの鼻水を吸ってあげる器具です。

1つの容器から2本の管が出ているような形状で、1本の管は赤ちゃんの鼻に使い、もう一つの管の方はお母さんが口にくわえ、お母さんの吸い込む力で赤ちゃんの鼻水を吸います。

赤ちゃんは、まだ自分で鼻をかむ力がないため、風邪などをひいて鼻水や鼻づまりで苦しそうな場合に、これを使って鼻水を出してあげよう、というような役割の器具です。

ですが、実際のところ「鼻がかめない時期に、風邪をひかなかったので使わなかった」という方もおられます。

「鼻づまりで苦しそうだな」と思った時は耳鼻科などの病院で、鼻水の吸引をしてもらうことも十分可能なので、鼻吸い器も赤ちゃんが産まれたあとで必要な場合に買いそろえると良いでしょう。