全然使わなかった人も!哺乳瓶、搾乳器、鼻吸い器

「産まれたら必ず使うだろう」と思って買いやすいものの中には「哺乳瓶」や「搾乳器」、「鼻吸い器」などがあります。

しかし、これらも「あまり使わなかった」という方もいらっしゃいます。哺乳瓶は、粉ミルクなどをあげる際に必要なものです。お仕事などで家を留守にしがちのお母さんには、必要なものかもしれません。

また、搾乳器の方は、「母乳が出過ぎて困る、おっぱいが張って痛いのに、赤ちゃんがなかなか飲んでくれない」というような場合に、搾乳器で母乳を出すとお母さんが楽になります。

搾乳した母乳は冷蔵では24時間、冷凍では1週間ほどは保存が可能となるため、与える際には自然解凍をして37℃くらいの人肌に温めて、赤ちゃんの欲しがるタイミングであげることができます。

搾乳器には、手動で搾乳するものと電動で搾乳できるものがありますが、搾乳をした後の母乳を与えるのには、哺乳瓶が役に立ちます。

ちなみに、手動のものよりは電動のものの方が衛生的に搾乳ができ、腕の疲れなども少ないようです。

搾乳器で搾乳した母乳を与えることのその他のメリットは、「どれだけ飲んだか?」がわかりやすいということや、お母さんの乳首の形状が、赤ちゃんがくわえにくい場合に「哺乳瓶だと飲みやすい」などのメリットがあります。

しかし、いずれもそれぞれのお母さんの体質によるところが大きく、「産まれる前から準備しておいた方が良いか?」というとそうとも言えません。

以前の記事でもちょっと触れましたが、母乳のたくさん出るかたは、粉ミルクはほとんど必要ありません。つまりこの場合は、「哺乳瓶はそんなに使わない」ということになります。

また、母乳がそこまで出なければ搾乳器を使う必要はほとんどありません。この場合は逆に粉ミルクと哺乳瓶が必要となるかもしれません。

「自分の母乳がよく出るか?出ないか?はまだわからない」ので、どちらも赤ちゃんが産まれてから、必要な場合はそろえるようにすると良いでしょう。

「どうしても心配だ」、という方は哺乳瓶も1本くらい、粉ミルクも1缶くらい、と「少しだけ」準備をしておきましょう。

その他、赤ちゃん用の「鼻吸い器」というものがあります。鼻吸い器は「鼻水吸い器」とも表示がある場合がありますが、赤ちゃんの鼻水を吸ってあげる器具です。

1つの容器から2本の管が出ているような形状で、1本の管は赤ちゃんの鼻に使い、もう一つの管の方はお母さんが口にくわえ、お母さんの吸い込む力で赤ちゃんの鼻水を吸います。

赤ちゃんは、まだ自分で鼻をかむ力がないため、風邪などをひいて鼻水や鼻づまりで苦しそうな場合に、これを使って鼻水を出してあげよう、というような役割の器具です。

ですが、実際のところ「鼻がかめない時期に、風邪をひかなかったので使わなかった」という方もおられます。

「鼻づまりで苦しそうだな」と思った時は耳鼻科などの病院で、鼻水の吸引をしてもらうことも十分可能なので、鼻吸い器も赤ちゃんが産まれたあとで必要な場合に買いそろえると良いでしょう。

赤ちゃんの発育に関わる?ベビーベッドやお布団選び

赤ちゃんが少し大きくなるまでの期間に必要になるのが、ベビー布団やベビーベッドです。ベビー布団は長期間使う方では3歳頃までは使った、またはおむつが取れるまで使った、という方もおられます。

ですが、寝返りができるほど骨や筋肉がしっかりしてくれば、「お母さんの布団で一緒に寝る」という場合も多く、最短では5、6ヶ月しか使わなかった、というような方もおられるようです。

このことから、ベビー布団は使う期間もそこまで長くないため、それなりの機能を持っているお布団なら安いものでも十分です。

さて、それなりの機能とは?というお話ですが、産まれたばかりの赤ちゃんの背骨や頭の骨はたいへん柔らかく、丈夫になるまでに少し時間がかかります。

この時期に、柔らか過ぎるお布団などを選ぶと、背骨がお布団に沈んでしまい、曲がった状態で形成されてしまう可能性があります。

また、赤ちゃんは早い子では2ヶ月頃から寝返りを始めますが、2ヶ月目の赤ちゃんは寝返りをした後、未発達な筋力の関係から自分で元の状態に戻れず、窒息してしまう危険があります。

柔らかいお布団だと、顔がうずまりやすいので、寝返りを打って戻れない状態の場合に、窒息する危険がさらに高まってしまうのです。

つまり、ベビー布団は赤ちゃんの背骨などを形成するのに必要な、ある程度の固さがあることが重要です。その他、掛け布団には軽いものが良いでしょう。

赤ちゃんを赤ちゃん用のベビー布団に寝かせることは、他にもメリットがあります。赤ちゃんは、母乳を吐いてしまったり、おもらしなどでお布団を汚してしまうことが多々あります。

そのような時に、大人用のお布団を毎日干したりするのはたいへんですが、小さいベビー布団なら干したり洗濯したりといったことが楽にできます。

汚してしまうことを想定して、ベビー布団用の防水パッドを買いそろえると、お布団まで汚れが染みず、お洗濯もさらに楽になりますよ。その他、替え用の布団シーツなどがあると良いでしょう。

ベビーベッドを使用する際にも、ベッドの上に固めの敷き布団を敷く方や、マットレスを敷いて使う方がおられますが、いずれにしても敷物は固めのものを選びましょう。

また、ベビーベッドに関しては、意外と場所を取るため自宅の広さによっては注意が必要です。ベビーベッドのメリットは、床の上を舞っているホコリから赤ちゃんを守れることが特徴です。

また、ペットなどを飼っている場合にも、ワンちゃんやネコちゃんから守ることができます。その他、小さな兄弟がいる場合などにも、その攻撃から守ることができるというメリットがあります。

しかしベビー布団同様に、「ベビーベッドもそこまで長期間使わなかった」という方も多く、また「ベッドでは寝てくれないので結局お母さんと一緒に寝た」という方もおられます。

家の間取りを考えて、ベビーベッドを置くようなスペースがあまり無いような場合は、ベビー布団を選ぶのが良いかもしれませんね。

その他、ベビーベッドはレンタルサービスもあるので「ちょっと使ってみたい」という方はレンタルをしてみるのもおすすめです。

ちょっと待って!おむつ、粉ミルク、母乳パッドの大量買い!

「たくさん要るだろうから…」と産まれる前に大量に買ってしまいがちなのが、おむつや粉ミルク、母乳パッドなどの消耗品です。

でもちょっと待って、これらのものを大量に買うのは、産まれてから様子を見て買った方が良いのです。私の周りにも、大量に買い込んでしまった結果使わなかった…というようなお母さんも多いです。

赤ちゃんの状態やお母さんの状態は、人によって違います。そのため、人によっては「このおむつで良かった」という場合でも、自分の子供には合わないこともあります。

また、粉ミルクについても同じようなことが言えます。粉ミルクは、自分の母乳があまり出なかったり、自分が仕事などで、赤ちゃんを一時的にお父さんやおばあちゃんなどに預ける場合に必要となります。

つまり、人に預ける機会がほとんどなく、母乳がよく出るなら、粉ミルクはほぼ必要ありません。このような「母乳がよく出る」という方が粉ミルクを大量買いするとたくさん余ってしまうのです。

しかし「母乳がよく出るか、出ないか?」ということについてはそれぞれの体質によりますし、個人差があるもので、産まれてみないとわかりません。

「母乳がよく出たかどうか」についても、「自分の母親の体質に似る」という噂もありますが、親子でも結婚などで離れた地域に長く住んでいる場合は生活習慣も異なってきます。

そのため、「自分の母親が母乳がたくさん出たから、といって確実に自分もたくさん出る」とはなかなか言い切れないところです。

粉ミルクを買っておくなら、小さめのものを一缶程度用意しておけば良いでしょう。また、粉ミルクの味によっては赤ちゃんがあまり飲んでくれない、という場合もあります。

赤ちゃんによっては、哺乳瓶を嫌がって粉ミルクを飲んでくれない、という子もいるようです。いろんな状況に備えて、一つのものを大量に買い込むことは避けた方が良いでしょう。

母乳パッドについても、同様です。母乳パッドとは、漏れだしてくる母乳で衣類などを汚さないように、ブラの中に仕込む丸いパッドのことです。

繰り返し洗って使える布製のものや、使い捨てが可能な紙製のものがあります。母乳パッドを余らせてしまった…という方は「思ったより母乳が出なかった」という方がほとんどです。

母乳が漏れだすほど出なければ、母乳パッドをする必要はありません。「母乳がどれだけ出るか?」ということについても人それぞれなので、大量に用意するのは止めましょう。

また、布製の母乳パッドの場合は、「肌に合わずにカユくなってしまった、かぶれてしまった」という方もいらっしゃいます。

布製の母乳パッドは、洗えば繰り返し使えるので「少しだけ用意しておこう」という方にとって心強いアイテムではありますが、使ってみて肌に合うかどうかは、使ってみないとわからないものです。

同じメーカーの商品を何個も買う場合は、使い心地を確かめてみてから買うのがおすすめですよ。いろんなメーカーのものを試す、という意味で何社かの母乳パッドを買ってみるのも良いかもしれませんね。

子供の成長を動画や写真で残そう!多くの親がカメラなどを新調

子供が産まれたのをきっかけに、ただのデジカメしか持っていなかったのを一眼レフのカメラに新調したり、新しくデジタルビデオカメラをそろえた、という方は多いようです。

私もカメラには元々、ほとんどこだわりもなく、何年も前のズーム機能も弱い、解像度の低ーいデジカメと、iphoneの内蔵カメラしか使っていませんでした。

しかし、夫が「カメラを買おう!」と張り切りだしている今日この頃…何度か家電量販店に足を運んでいますが、値段や機能的なこともあり、なかなか決まりません。

まずは「カメラを買うか?ビデオカメラを買うか?」というところからが悩みどころです。写真は手軽でいつでもシャッターを押せば撮れます。印刷をするのにも最近ではかなり便利になりましたね。

撮った写真はアルバムに整理してしまえば、気軽に見ることもできます。写真店によってはアルバムを一冊の本に仕立ててくれるサービスをしているところもあります。

その一方でビデオカメラは、動きや声などの空気感も撮ることができます。しかし、撮った動画を見るにはテレビにコードを繋いだりと、ちょっと不便な面もあります。

そのちょっとした作業の面倒くささから、「後々見るか?」というと撮ったまま見ない…という方がほとんどかと思います。

以上の理由から、「まず最初に必要なのはカメラではないか?」と思っているのですが、お遊戯会や運動会などの行事のことを考えると、ビデオカメラが必要になるのも時間の問題と言えます。

最近のビデオカメラで注目しているものは、S社から発売されているプロジェクター付きのビデオカメラです。

外側に付いているプロジェクターのおかげで、テレビなどにコードを繋がなくても、白い壁さえあれば動画を楽しむことができます。

「電気関係にとにかく弱い、コード類を繋ぐのは苦手」という方におすすめの機種だと思います。私もこれなら手軽だし使ってみたいです。

また、男の子の場合は野球やサッカーなど、動きの大きいスポーツをする可能性が高いので、手ぶれ補正がしっかりしているものを選ぶと良いでしょう。

電気屋さんで聞いてみたところ、S社のものは手ぶれにも強いようです。この商品…欲しいけど、このプロジェクター付きのものは、まだまだ新モデルで高いので様子見中です。

その他、おじいちゃんやおばあちゃんにも、子供の動画を撮って見せてあげると喜ばれます。とくに私の両親は、私の自宅からは1000kmくらい離れた場所に住んでいるので、孫が産まれてもなかなか会う機会を持てません。

そのような時に、ビデオカメラで撮った動画をDVDなどにダビングして送ってあげると良いと思います。動画だと動きや声もわかるので、身近に感じられて見応えがあります。

子供はあっという間に大きくなってしまいますし、中学校や高校にも上がれば、ほとんど写真に撮られるということは少なくなっていきます。小さい頃にたくさん思い出の写真や動画を撮ってあげましょう。

名前は意外と決まらない…名前の本を参考にしてみよう

「赤ちゃんの名前は、産まれてから顔を見ながら決めたい」と、いう方もいらっしゃるのではないでしょうか。赤ちゃんが産まれると、「出生届」というものを市役所や区役所の市民課へ提出しなくてはいけません。

この出生届は、赤ちゃんの名前の記入欄もある書類なので、出生届を出す時期までには、名前を決めておく必要があります。

出生届の提出は、「産まれてから14日以内に提出する」と決まっているため、産まれてから名前を決めようと思っている方は、名前も14日以内に決めなくてはいけません。

ちなみに、14日を過ぎてしまっても出生届は提出できますが、5万円以下の過料(罰金のようなもの)がかかるので、早めに提出しましょう。

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子供の名前は難しいもので、意外と決まらないものです。中にはパッ!と思いつきで決める方もおられるようですが、画数や響きなど、考え始めるとなかなか決まりません。

妊娠の初期や中期など、時間や身体にも余裕のある時期に、あらかじめいくつか候補を決めておくことをおすすめします。

私も名前は中期に入る頃にはだいたい決めていました。名前に使える漢字は限られているため、どんな漢字があるか調べるには「名前の本」などを見るのもとても参考になりますよ。

名前の本には、画数順に載っているものや、あいうえお順に読み方で載っているもの、さらには男の子用や女の子用などもあります。1冊持っていると、意外と役に立ちます。

名前を決めるには、画数や響き、呼んだ時の雰囲気など色々とありますが、何と言っても一番難しいのは画数で決める方法だと思います。

画数で決めるには、名字の漢字の画数を足したもの「天画」と、名前の画数を足したもの「地画」、名字の最後の漢字と名前の最初の漢字の画数を足した「人格」、名字の最初の漢字と名前の最後の漢字の画数を足した「外画」などを総合的に計算します。

私の親は画数には厳しい人で、決めるのがとてもたいへんでした。画数で決めるには上記のように「名字の画数」と「名前の画数」、またはその両方の兼ね合いなど、色々と計算をしなくてはいけません。

画数を計算した結果、場合によっては「気に入ってて使いたかった漢字だけどこれは使えない!」ということもあります。

一画違うだけで「この画数は凶数である」とか「この画数だと家庭運が良くない」とか「この画数だと名前には良いけど、名字と合わせた時に最悪だ!」などの事態が起こります。

とくに男の子では、名字が変わることがほとんど無いため「名前は一生もの」とも言われ、よく考えてつけることを求められます。

画数の計算はたいへんですが、その代わりに「これだ」という画数の組み合わせになった時は、とても嬉しい気持ちになります。

まあ、親の自己満足かもしれませんが…。もちろん画数が悪くても、立派に生きておられる方はいらっしゃると思います。

しかし、何か悪いことが起きてしまった時に「良くない画数の名前をつけてしまったばかりに…」と後悔するよりは、良い画数の良い名前をプレゼントして、自信を持って育てたいですね。

出産の不安を少しでも解消する…腹帯を巻いて安産祈願をしよう

初めての出産を迎える妊婦さんの中には、「陣痛が始まってから4、5時間で産まれた」というたいへんスピーディーな方や、「トータルで15時間も30時間もかかった」と、長時間に渡りクタクタになった方まで様々です。

一度出産を経た方なら、そこまでの長い時間はかからないことが多いようですが、初めての方は「どんな痛みがあるんだろう?」、「すごく痛いって言うけど耐えられるかな?」など出産に関する不安は尽きないものです。

私も出産はこれからですが、本で出産の段取りなどを見ているだけで、何だかドキドキしてきてしまいます。しかも、つわりと同様で出産の状況も人それぞれ…

本の通りにはならないかもしれないのです。陣痛がくるのか破水がくるのか、何時にきてどんな風に進行するのか…すべてが未知です。

そんな不安を少しでも解消するのが、5ヶ月目の「戌の日」に行うと良いとされる、腹帯を巻いて安産祈願をする「戌の日の行事」です。

5ヶ月目…とは、16週から19週の頃にあたり、早い方では胎動を感じ始めたりと、そろそろ安定期に入ってくる時期です。

また戌の日とは、昔からよくあるようなカレンダーには、「ひのと いぬ」や「きのえ さる」など十干(じっかん)が記載されているカレンダーがあります。

それの「なんとか いぬ」と書いてある日が戌の日です。戌の日は、一ヶ月の間に2回、もしくは3回ある月があります。

ですが、「絶対に戌の日に神社などで安産祈願をしなくてはいけない」と、いうわけではなく、大きな神社などでは戌の日以外も随時安産祈願を受け付けている、というところも多いようです。

5ヶ月に入る月のうち、どこかの日を選んで安産祈願に行くと良いでしょう。ちなみに「なぜ戌の日に安産祈願をする風習が生まれたのか?」については、犬はお産が軽いから、という理由があるそうです。

犬のように、スルンと安産で母子ともに健康で、元気な赤ちゃんが産まれますように、ということですね。安産祈願の際には、腹帯も一緒に持ち込んで、お祓いしてもらう場合もあります。

また、腹帯は神社の方で用意してくれる場合もあります。安産祈願をしてくれるところによって違うので、行く前には一度確認してみると良いでしょう。

安産祈願で有名な神社は、日本中にいくつかあります。代表的なものでは「水天宮」などでしょうか。しかし、安産祈願をしてもらうならやはり氏神様がおすすめです。

氏神様とは、自分の住まいの地域を守っている神社のことです。つまり、自分達のことを一番近くで守ってくれている神様ということですね。

氏神様がわからない、という方は自分の両親や夫の家族などが日頃よくお参りに行くという神社が良いと思います。

有名な神社で祈願してもらうのも効果がありそうで良いですが、やはり身近な存在の神様に守ってもらうのはなかなか心強いものです。

…と言いつつ、出産のことを考えると緊張してしまいますが。

初穂料は5000円から1万円のところがほとんどのようです。ちなみに、腹帯は5ヶ月目から臨月までずっと着用しますので、替えがあると良いですよ。

腹帯をすることによって、冷える時季はお腹を温め、お腹が重くなってきた頃には腰痛を軽減させるなどの効果があります。

1冊は用意しよう、意外と役に立つ「初めての妊娠出産本」

初めての妊娠、出産はわからないことが多く、不安も多いものですよね。「この症状はどうなんだろう…?」と思った時に、すぐに相談することができる人が身近にいれば良いのですが、そうでないことも多いものです。

そんな時に、ちょっと役に立つのが「初めての妊娠出産」などの書籍です。何冊も買う必要はありませんが、これから起きるであろうことの予習などをする、という意味で1冊は買っておくと良いですよ。

私も妊娠がわかると、すぐに買いに行きました。ちなみに私が購入したのは、「たまひよ」から出版されている書籍で、月毎の妊婦さんの様子やお腹の中の赤ちゃんの様子について、イラストで説明してあるものです。

「これからお腹が大きくなるにつれて、どんな変化が起こるのか?」ということや「つわりはいつまでに治まるのか」など、体調の変化についてやお産の流れについても分かりやすく解説してあり、不安の解消になりました。

また、妊婦さんには「食べてはいけない」というものや「このような動作は控えた方が良い」などの意外な制限も多いものです。

「初めての妊娠出産」などの書籍には、そのようなことについても、詳しく記載がある商品もあります。

食べたあとで、「しまった!これは食べてはだめだった!」と後悔する前に、本をよく見て予習をしておくことが大切です。

実際、私が妊娠初期に食べてしまったあとで後悔したものには「うなぎ」があります。「え?うなぎは生ものでもないし何が悪いの?」と思うでしょう。

うなぎに含まれる「レチノール」というビタミンAの仲間は、身体に貯めこまれやすく、妊娠初期に多量に摂取すると、胎児に奇形や先天性の異常などの障害が現れる場合があるとされています。

このレチノールは、鶏のレバーや豚のレバーなどにも多く含まれるため、過剰な摂取には注意が必要です。幸いにも、一度食べたあとですぐにわかったので、それからは食べていません。

その他、加熱されていないレアな肉や生ハムを食べること、またマグロなどの大型の魚を食べるのも、あまり良くないと言われています。

レアな肉や生ハムは、非加熱であることで、もしも赤ちゃんに害があるようなトキソプラズマなどの寄生虫が潜んでいた場合に、感染してしまう可能性があります。

マグロ、メカジキ、キンメダイなどの大型の魚は、水銀を多く含んでいる場合があるので、多量に食べると胎児に水俣病のような影響が出る、とされています。

借金減額

行動の制限などでは、ボーリングやゴルフなどの下腹部に力が入ってしまうスポーツをするのもあまり良くないようです。

また、「これは人に聴きづらいな…」という問題では、妊娠中の夫とのセックスなどがあります。本によっては「このような時期に、このような体位ならしても大丈夫ですよ」という体位の紹介までしているものもあります。

その他の注意点では、「避妊具無しでのセックスは控えましょう。精子の中に子宮を収縮させる成分が含まれているので、妊娠中は避妊具をつけて行いましょう」などの記載もあります。

書籍の魅力の一つは、人に聴きづらいことでもこっそり調べられる、というところですね。

初めての出産、妊娠は、「これはだめだったの?」という意外なことも多いものです。書籍を見て、一度は全部に目を通して予習をしてみることをおすすめします。

油断すると妊娠線だらけに!早めの対策が超重要!

妊娠しても「しばらくは問題無いだろう…」と、つい放っておきがちなのが妊娠線の対策です。「えっ?妊娠線の対策ってお腹が大きくなってきた頃にすれば良いんじゃないの?」

…と思っている方も多いのではないでしょうか?実は、妊娠線のケアには早めの対策が超重要なんですよ。

では、どれくらい早めがいいのか?というと、遅くとも3ヶ月目には対策を始めた方が良いんです。ちなみに3ヶ月目…というと、まだまだ初期の8週目からということになります。

赤ちゃんの大きさは、まだイチゴくらいという時期ですね。しかし、この頃にはお母さんの身体は着々と準備を始めていて、乳房が張ってくる方もいればホルモンの影響で便秘がちになってしまう方もおられます。

それにともない、皮膚も脂肪が付きやすくする準備を始めています。脂肪が付く、ということは皮膚が伸びるということです。

この伸びる際に、皮膚がそのスピードに追いついていけない場合、皮膚の表面が割れてしまい、ミミズ腫れのような状態になり、妊娠線となってしまいます。

妊娠線は、出産後は白い筋のように変化しますが、一度できると消すのがなかなか難しいため「できないように対策をする」ということが大切なポイントです。

いつ皮膚が伸び始めても大丈夫なように、早くから皮膚の表面を柔らかく、柔軟にしておくことが重要なのです。冬など乾燥しやすい季節だと、妊娠がわかったらすぐ始めるくらいでも良いかもしれません。

実際に、私も妊娠がわかったのは冬になる頃でしたが、親のすすめもあり、すぐに妊娠線対策を始めました。現在もお腹はツルンとしてきれいな状態を保っています。

妊娠線のケアには、伸びの良いマッサージクリームなどが必要です。赤ちゃん用品の売り場などに行くと売ってあるので探してみましょう。

ひねって締めるキャップの商品の他、ポンプ式になっている商品も塗るのに便利ですよ。選ぶ際の一番のポイントは、保湿力が長く続くものが良いでしょう。

また、赤ちゃんにも使えるものだと産まれてからも赤ちゃんの乾燥対策などに使用できるので、とても便利です。

その他、妊娠線ケア用のマッサージクリームはお腹以外にも塗るので、たくさん塗ってもお財布に優しい値段のものを選ぶのもポイントです。

「妊娠線は、お腹だけにできる」と思っている方も多いのですが、実はお腹以外にもできます。二の腕や、脇腹、お尻、お尻の下、太もも、太ももの内側、ふくらはぎなどほぼ全身にできる可能性があるのです。

つまりマッサージクリームは、ほぼ全身に塗る必要があるのです。なぜそんなところにまで、できてしまうのか?というと、妊娠すると、全身に脂肪が付きやすくなるためです。

全身に脂肪が付きやすくなることで、普段は伸びる機会の無かった場所まで伸ばされることになり、余計に妊娠線ができてしまうというわけなのです。

妊娠がわかったら、なるべく早めにマッサージクリームを用意して、妊娠線対策を始めましょう!

妊婦だけどコーヒーが飲みたい!そんな方にはコレがお薦め!

妊娠したらまず気をつけないといけないのが食べ物や飲み物です。お母さんの食べたものはそのまま赤ちゃんの栄養になります。

妊娠初期は内臓などの各器官や中枢神経など、大事な部分が次々と作られている時期なのでとくに注意が必要です。

お母さんが口から摂取するものの中で気をつけたいのが、風邪薬などの薬、その次にニコチン、アルコール、カフェインです。

カフェインは、とくにコーヒーに多く含まれています。アルコールは飲まなくても「コーヒーが大好きで、一日に5、6杯は飲んでいる」という方は多いのではないでしょうか?

カフェインは、紅茶、緑茶など葉っぱから抽出されるお茶にも含まれますが、コーヒーのカフェイン量はお茶などの5倍となっておりダントツの1位です。

妊娠がわかったらコーヒーはなるべく控えた方が良いでしょう。その他、カフェインが含まれるものにはコーラやココア、チョコレートなどがあります。

カフェインを摂取するとなぜ良くないのか?というと赤ちゃんの臓器は未発達でありカフェインを消化する機能がまだないからです。

その他、血管が収縮することで発育障害の原因になったり最悪の場合は死産の原因にもなったりします。

しかし「妊娠前はコーヒーが大好きで毎日何杯も飲んでいた」という方にとって、いきなりそれをやめるというのはなかなか辛いことでしょう。

そのような場合には、カフェインレスコーヒーやノンカフェインのものがおすすめです。また、この機会にノンカフェインのお茶に挑戦してみるというのも良いですよ。

カフェインも、1日に1杯か2杯程度のコーヒーなら問題ないと言う方もいらっしゃいます。「飲めずにストレスが溜まる」というのも良くありませんが「できれば控えた方が良い」というのが正直なところです。

ちなみにカフェインレスというのは全くカフェインが入っていない、というわけではないので何杯も飲んではいけません。

カフェインレスコーヒーは、スターバックスなどのコーヒー店でも扱っている場合があるので、外でコーヒーを飲みたいという妊婦さんにも良いですよ。

一方ノンカフェイン、というのはカフェインが含まれないものを指します。しかしノンカフェインのコーヒーは、コーヒー豆から作られたものでない場合も多く、コーヒー党の方が飲むと「こんなのコーヒーじゃない」と思われることも多いようです。

ノンカフェインコーヒーで代表的なものには「たんぽぽコーヒー」があります。たんぽぽコーヒーは、たんぽぽの根から作られたもので見た目と香りはコーヒーのようです。

しかし、飲むと「根っこっぽいしコーヒーとは違うかも」という味がします。私も飲んだことがありますがそのような感想でした。

どうしてもコーヒーが飲みたい、という場合は、カフェインレスコーヒーを1杯か2杯にしてノンカフェインのお茶に挑戦してみるのも良いですよ。

ちなみにノンカフェインのお茶には、市販のものでは爽健美茶や十六茶などがあります。その他、黒豆茶や麦茶などもノンカフェインです。

私は妊娠前はプーアル茶を飲んでいましたがそれもカフェインが含まれるということで、ノンカフェインのルイボス茶に切り替えました。

ルイボス茶は母乳の出も良くなる、ということで妊婦さんにはとくにおすすめのお茶です。その他、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルも豊富です。

腸内環境も整える機能があり妊娠後期には便秘になりがちな妊婦さんを、かなりサポートしてくれます。コーヒー党の妊婦さんもこの機会に挑戦してみては?

すぐに取り出せる!鞄の中で迷子にならない母子手帳ポーチ

初期に準備するものの代表として「母子手帳ポーチ」などの、母子手帳をしまっておくケースがあると鞄からすぐ取り出せてとても便利です。

妊娠しているとの診断がされると、通っている産婦人科から出産予定日などが知らされます。それにともない妊娠届などの書類を自分の住まいの市役所などの市民課へ提出します。

市民課では母子手帳と妊婦健康診査受診表、マタニティマークのチャームなどが交付されます。その他ファミリークラスの案内などの資料をもらう場合もあります。

母子手帳と妊婦健康診査受診表は、妊婦検診には毎回必要なものです。産婦人科で「妊娠しています」と診断を受けたら、次回の診察までには必ず交付の手続きをしましょう。

なお「交付されたが紛失してしまった」という場合は、保健センターなどで再発行の手続きができますが、妊婦健康診査受診表は再発行できません。無くさないように注意しましょう。

母子手帳は、妊婦さんの体調管理をするのに必要なアイテムです。毎回の検診で、尿検査や体重の増減、血圧測定、中期に入るとお腹周りの測定などをしますが、その記入欄があり、予防接種をした場合も病院側で記入してくれます。

また、赤ちゃんが産まれたら赤ちゃんの予防接種歴など、検診履歴を書くのに使われます。とくに予防接種歴などは、赤ちゃんが高校生になるまで記入していたという方もおられます。

母子手帳は赤ちゃん一人一人に用意する手帳であり、その後も長く使われる手帳です。子供の通院の際には必ず持ち歩きましょう。

妊婦検診に毎回必要なものには、母子手帳の他「妊婦健康診査受診表」があります。これは、3枚一組の転写式の記入用紙が14回分のセットになっているものです。

検診の度にメモパッドのように1セット剥がし、住所や氏名、電話番号、出産予定日などを記入して産婦人科に提出します。

この1枚目は、産婦人科など医療機関の控えとして保存されます。2枚目は母子手帳への貼付け用として検診終了後に返ってきます。3枚目は、お住まいの市や区に、病院側から提出されます。これを使用することにより、妊婦検診費用が免除されます。

母子手帳ポーチには、主にこの2点をしまっておくものになります。その他、産婦人科の会員カードや、血液検査をした際の書類などをしまうのも良いでしょう。

赤ちゃん用品売り場などに行くと、色々収納できるものや、布地のかわいいものなども多数売られています。しかし、とくに何でもいい、という場合には100均にあるものでも十分です。

子供が産まれると、次から次へ色々なものに費用が必要になってきます。節約できるところは節約して、100均も上手に使いましょう。

私が使っているものは、100均に置いてあるものでB5サイズくらいのビニール製のケースです。ジッパーが赤く本体の部分には格子状にビニールヒモが組まれており、透け過ぎずそれなりに丈夫です。

妊婦健康検査受診表が、ちょうどA5サイズくらいなので、ゆとりを持たせてこのサイズにしました。ちょっと透けていることで、中に何が入っているかも確認しやすくシンプルでたいへん便利です。

「母子手帳ポーチにまでそんなにお金をかけられないし、とくにこだわりもないんだよね」という方には、安くそろいますし十分代用が可能ですよ。

とくに妊婦健康検査受診表は転写式となっているため、鞄の中でそのままにしておくと、くしゃっとしてしまったり余計な線が転写されてしまいます。

それを防ぐのにも、母子手帳と妊婦健康検査受診表は何らかのポーチやケースにしまうようにしましょう。